「顧客本位の業務運営」の実現に向けて

当社は、当社とお取引をしていただく取引参加者の証券会社だけでなく、その証券会社のお客様一人一人のニーズに着目した商品・サービスをご提供し、その結果としてお客様本位の業務運営を実現し続けるべく、以下に掲げる内容を活動の基本方針としていることをお示しし、その取組や成果を定期的に確認し、見直してまいります。

お客様の最善の利益の追求


当社は、その創立以来、市場の変革を先取りし、当社市場に参加される証券会社、そしてその先につながるすべてのお客さまの取引執行の効率化、最適化を助けるために、市場間競争による健全な市場環境を提供するという方針でビジネスを拡大することを目指してきました。現在では、特定の証券会社グループに属さない、日本初かつ唯一の中立的株式PTSとして活動しておリます。そして、今後もその精神を継続してまいります。

お客様にふさわしい執行サービスの提供


我が国の最良執行方針に関する法令諸規則においては、価格、コスト・スピード・執行可能性などさまざまな要素を総合的に勘案して執行することが義務付けられている一方、ほとんどの証券会社において、最も流動性の高い市場(取引所)での執行が最良執行方針とされている現状があります。

しかし、当社では、より良い条件の執行とは、お客様の資産の状況、取引の経験や知識等に関わらず重要な事項であるとの考え方にたって、執行というインベストメントチェーンの重要な部分を担う者として、各取引参加証券会社におけるお客様に対して、さらにふさわしい執行のサービスの提供をサポートしてまいります。

利益相反の適切な管理


当社は、取引参加者の方々すべてと等しい距離を保ち、取引参加者との利益相反のリスクから切り離された形で運営が行われております。今後も、利益相反の管理に関しては、後退することがないように適切な管理をしてまいります。

また、当社は「利益相反管理方針」を定めており、お客様の利益を不当に害するおそれのある取引を特定して分類し、対象取引の管理方法、管理体制、管理の対象とするグループ会社を明確化した上で、お客様の利益が不当に害されることのないように対象取引を管理します。

※「利益相反管理方針」についてはこちらをご覧ください。

コーポレイトガバナンスについて


当社では、経営の独立性・透明性を高め、執行というインベストメントチェーンの重要な部分を担う者として、社外取締役の導入をはじめとして、常にお客様の利益を考えて行動し、深く信頼していただけるガバナンス体制を構築してまいります。

従業員に対する適切な動機づけの枠組み等


当社は、当社取締役も含めた、社内教育・研修の充実に努めます。

また、社内の業績評価におきましても、コンプライアンスの観点を重視し、取引参加者及びそのお客様から、それらの方々のために最善の利益を追求することに向けて社員を適切に動機づけている、とご納得のいただける態勢を目指します。